ポジティブの嘘
突然ですが、あなたは何をしているときが一番幸せですか?
それが思い浮かんだら、今度はそれを一日でもいいのでやめてみてください。
どうです?かなり苦しいのではないでしょうか。
好きなことができないということは、ホントに苦しいです。
ここで重要なのは、好きでやっていたこと、
任意でやっていたことが、やめると苦しいというこの「意味」です。
それはあなたが本当にそれを任意でやっていたわけではないという証拠です。
あなたは生きていくうえでの苦痛を和らげる為に
まるでドラッグのようにそれに依存していたのです。
あなたは好きで生きているわけではない。
生まれてしまったから仕方なく世界を肯定し
仕方なくそれなりに幸せなフリをして生きているに過ぎません。
なぜなら、その逆の生き方
世界を否定しながら生きていくということには限界があり
その否定の先には自らの死しかないからです。
これは生物としての処世に過ぎません。
明るく前向きな人間と呼ばれる人たちは世間によくいます。
ですが、そういう人ほど暗いものに露骨に嫌悪感を示し
楽しいものに浸ろうとするのは何故でしょうか?
答えは簡単です。彼らの正体は
明るいところにいる限りは明るく振舞える人間に過ぎません。
本当に明るい人間であれば、どんな苦難のなかでも明るくいられるはずです。
彼らは暗いものを避けているに過ぎません。自分が明るく居続けるために。
自分が生き続ける為に。
人間というのは、なるべくなら自分を肯定したいと思って生きていますし、
どんな方法をとってでも自分を守ろうとし、時には自分を正当化します。
だからといって心と体に良いことを真理とするのは、あまりに単純で
とても知性を持った生物の取るべき態度ではないと思います。(05.08.06)
>明るく前向きな人間と呼ばれる人たちは世間によくいます。 >ですが、そういう人ほど暗いものに露骨に嫌悪感を示し >楽しいものに浸ろうとするのは何故でしょうか?...